加茂(市原市)の自然の
美しさを再発見!
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 Vol.26


ルネッサンス便り26(菜の花特集号)
平野伊津和会と加茂中生徒によって沿線最高の花が


 
桜も菜の花も満開 飯給・里見・月崎の各駅に多数のカメラマンが課題も残る
昨年、突如として飯給駅に菜の花が登場して、一躍小湊線の撮影ポイントとして有名になった。今年はカメラ雑誌やインターネットで紹介され多くの人々が訪れた。冬の寒さのため他の場所より遅くなったが4月になって暖かい日が続いたので、急速に咲き始め4月5〜6日の土日は駐車に困るほど多くのカメラマンが訪れた。最近ではアクアラインを経由して外房に向かう車も通ることから、その人々も足を止め混雑した。飯給ほどではないにしろ、里見も月崎も大いに賑わった。だが、やはり課題も残っている。まず一時期ほどではないにしろ、鉄道写真家のマナーが悪いことはここでも実証されてしまう。線路内に平気で入り、せっかく咲いた花を平気で踏み潰すような人も確かに存在する。飯給駅でも何度も警笛を鳴らされ列車がストップしたこともある。
 このような状況が続くと早晩鉄道内立ち入り禁止の措置として、垣根が設置されたり撮影禁止となることもあり得る。今は小湊鉄道の好意によって線路脇にも種を蒔いているのだが、今後はそれも出来なくなるかも知れない。そんなことも危惧される。
 訪れる人々に楽しんで貰おうと、荒地を耕し下地をつくり種を蒔き肥料もやってきたが、それらが、鉄道や沿線に生活する人々に迷惑を掛けるようだと考え直すしかない。人と自然の復活共生を掲げるわれわれにとって少なからず寂しさも感ずるのである。共生とは花を踏みつけるような行為を絶対にしないことである。
 昨年西坂が菜の花畑に入り込んで撮影している人に腹を立てたがそれは自分の命と同じように花の命を愛おしんだからである。花を踏みつけたり、列車や人に迷惑をかけるような人に良い写真など撮れるはずがない。

雪のため昨年より遅れたが今年も菜の花が満開に
4月の初めは好天に恵まれた

 

 

花開いて風雨多く 人生に別離多し
 花候多風雨―花開いて風雨多く 
 人生足別離―人生に別離多し

 花時期にどこかで引用される詩だが、これを井伏鱒二は「花に嵐の例えもあるぞ、サヨナラだけが人生だ」と名訳した。4月6日までの穏やかな春の日がうそのように7日・8日と春の嵐が吹き荒れた。菜の花も桜もしみじみ満開を楽しむ間もなく、あっけないほどに散らされた。半年に亘って生育を気にした菜の花ももう終わりを告げる。思えば2005年春、飯給の桜の写真を撮った西坂の「菜の花が欲しいな」の一言に、駅の下の荒地を畑にすることを思い立ったのであるが、2006年の春には間に合わなかった。入院中の西坂に写真を見せながら、来年は一面の菜の花を咲かすと約束した。そして2007年奇跡と思えるほどの菜の花の畑が出現した。西坂は酸素ボンベを背負いながら何度も訪れて感動した。昨年9月病状が悪化した西坂に種まきを報告し、来年は「駅の周囲全部に種を蒔いて菜の花の中に駅が浮かぶようになる」と話してきた。西坂は嬉しそうに肯いたがそれは叶わなかった。菜の花の中に駅が浮かぶ構想も嵐で今年は叶わなかった。菜の花は何回も挑戦できるのだが去りし者は帰らない。「年々歳々花相似 歳々年々人不同」 この詩を「毎年春に花は咲き 去りゆく人は帰らない」と訳したことがある。西坂のみならず、この一年どれほどの人を喪ったろうか。どれほどの悔いを残したろうか。不安や喧騒の中で財や名利を求めて右顧左眄する人に花の美しさは解るまい。折角日本に生まれて豊かな自然の中に生きるのだから、花時期くらい、静かに穏やかに人を懐かしみ、花を眺めて過ごしたいと思う。政治の状況や人事異動の不満などを見る度、聞く度にそう思う。「ギャラリーいたぶ」から駅を眺めながら、わがルネッサンスの思想「人と自然の復活共生」をつくづくかみしめるのである。

菜の花の生育に差が出た
定番の風景は4月9日になった





今年は東側にも菜の花が目立った
遅咲きの桜も4月の8日に咲き揃った

 


夜間ライトアップされ別世界に

 

 
真高寺の桜
里見駅は喜働房倶楽部によって整備された



下り方面も菜の花が咲き乱れる
加茂中前にカメラマンが溢れた


 
 

本郷から眺める里見駅
喜働房の菜の花畑

 

 

本郷田野々の桜並木
大戸の湖畔を走る

 


月崎駅
広い月崎駅は公園化




整備された小川の周辺
大久保駅近くのカーブ

 

 

菜の花の上を列車が走る
大久保駅

 


安由美会の菜の花畑

 


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